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珈琲たいむ 楽天館

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むかしむかしのアメリカ旅行記


まだ18歳のうら若き乙女だったころ、それは、学内の掲示板にある募集案内に始まりました。
その掲示は、アメリカ人の英語の先生による「アメリカ旅行」の企画案内でした。
2ヶ月で45万・・・確かに相場よりもずっと安かったのですが、それでも、しがない貧乏学生がだせる金額ではありません。
さっそく、友達と互いの親に了承をもらうべく説得にまわりました。
大勢でいくし、たぶん安全だということ。
友達も一緒だということ。
そして何よりも、成人式にはなにもいらないから・・・という私のたっての頼みにとうとう親も承諾!
ただ、飛行機に弱い私のことを最後まで心配していたようですが。。。

いよいよアメリカに向けて旅立つ準備が始まりました。
学内のいろんな学部から希望した総勢80名。
7~8名のグループ10班によるグループ旅行です。
ほとんどが、初めての海外旅行。
私たちのグループは、ひとつ先輩の3人と同級生4人の7人組。
しっかり者の先輩のIさんがリーダーです。
同級生4人は、Tさんは、小学校時代からの友人、もう二人は高校の同級生ということで、和気藹々と楽しくいけそうです。^^
何度も話し合いをもって、それぞれが、用意されたコースの中からひとつを選び、下調べをし、外貨に両替(当時は290円くらいだったかな?高っ@@)し、旅行に備えます。
宿泊は、ホストファミリーのお宅へのホームステイがほとんどで、あとはYMCAや大学の寮になっていました。
そこでホストファミリーへのお土産用に、ちょうどあってた京都展で、いかにも日本。。というようなちょっとしたものを買いこんで、3人の友達と7月8日、今はなき夜行列車「みづほ」で東京へ発ちました。
飛行機にしなかったのは、日本をたつまえに飛行機に酔ってしまっては…という親の配慮でした。>その数年前に東京へ行ったとき、酔って一日だめにした私なんです^^;
そして7月11日、羽田から(この頃はまだ国際線は羽田からでした)サンフランシスコへ向けて旅立ちました。

初めて見るアメリカという国とそこにくらす人々との出逢いをひとつひとつ思い出しつつ。。。不定期ですが、つづっていきたいと思います。
涙あり。感動あり。笑いあり。そして恐怖ありの2ヶ月。
今、思い出しても、なつかしいだけでなくほんとにいまさらの様に脳裏にうかんできます。
ただ、何しろずいぶん昔のことなので、記憶があいまいなことで前後したりすることもあるかもしれませんが、そこはご勘弁を!^^
写真も、セピア色になっていますが、いくつかUPしたいと思います。

いざ書こうと思って、日記を探して出してきたら、あまりのなつかしさに、書くことより読むのに夢中になってしまってます。^^;
&自分の記憶のあいまいさにいまさらながら・・・(^^ゞ
こんなんで、ちゃんとかけるのか?心配になってきました。笑

7月11日午後3時15分、パンアメリカン航空で羽田をサンフランシスコに向けて出発しました。
初めての長い飛行機の旅です。
飛行機が苦手な私でも、9時間のフライトの間、みんなと一緒だったからか?まだ見ぬアメリカという国への期待感でいっぱいだったからか?楽しいだけでした。
スチュワーデスもパーサーもアメリカ人で、羽田を発ったときから英語圏にはいったという感じでした。
飛び立って1時間ほどで機内食がでてきました。
始めて食べた機内食はチキンにしましたが、とてもジューシーでおいしく、ここからカルチャーショックの始まりです。
日本時間午後10時半、現地時間11日6時半に朝食がでて、それから2時間でサンフランシスコへ到着です。

はじめて踏んだアメリカの地・・・
見るものすべてが目新しく、映画でしか見たことのない景色が目の前にあります。
これから2ヶ月。。。このアメリカで生活できるということがうれしくて仕方ありませんでした。
ところが・・・思っていたことと現実のギャップをも同時に感じることになるのです。
この日の日記を読むと、食事をしようとレストランにはいってもメニューの意味がわからず、結局おいしくもないパンをたべたことやコインの種類がわからず、計算に戸惑う姿がみられます。

さてさて・・・
これから2ヶ月、こんな具合で大丈夫でしょうか?^^;


アメリカ地図


それぞれのグループは、サンフランシスコを起点として、西から東にアメリカ大陸を横断して、またサンフランシスコへもどってくるというルートを2ヶ月かけて旅するのですが、どのグループも必ずいくのが、イリノイ州立大学とワシントンDC、ニューヨークの3箇所で、あとは南回り→北周りルート、南回り→中央ルート、北周り→中央ルートというように分かれています。
ところが、私たちのルートは、中央→中央ルートで、アメリカにいくからには、ディズニーランドにいきたい!グランドキャニオンを見たい!と思っていたのに、なんと!どちらもありません。
地図をみても行きも帰りも代わり映えしないし、これには、正直メンバー全員がっかりでした。

日程(*印はホームステイ)
7/11 サンフランシスコ(カリフォルニア)
7/14 ソルト・レイク・シティ(ユタ)
7/16 デンバー*(コロラド)
7/20 ヘイズ*(カンザス)
7/25 カンザスシティ*(ミズーリ)
7/27 セント・ルイス(ミズーリ)
7/28 ブルーミントン(イリノイ)ISU
8/2 シカゴ(イリノイ)
8/4 ウェルチフィールド*(オハイオ)
8/8 ハリスバーグ*(ペンシルバニア)
8/12 ワシントンDC
8/15 ニューヨーク
8/18 シュネクタデイ*(ニューヨーク)
8/22 バッファロー*(ニューヨーク)
8/25 クリーブランド*(オハイオ)
8/28 ダベンポート*(アイオワ)
9/1 オマハ*(ネブラスカ)
9/3 ソルト・レイク・シティ(ユタ)
9/6 サンフランシスコ(カリフォルニア)

でも、広いアメリカです。
ルートがどうであれ。。。きっと楽しい旅になるはずだよね
・・・とサンフランシスコにおりたったときから、そういう予感がみんなの中にでてきました。
空はあくまでも青く、目の前には映画でしかみたことのない街並みが広がっています。


サンフランシスコ街並み
↑ユニオンスクエアガーデン


翌日は、名物のケーブルカーでファッシャーマンズワーフへ
映画でよくみるあのケーブルカーです。
当時どこまでいっても25セントでした。
フィッシャーマンズワーフでは、大道芸人のパフォーマンスをみたり、遊覧船でベイブリッジとゴールデンゲイトブリッジを海側からみたり。。。
これから楽しいアメリカ生活の始まりです。
そして7月13日、いよいよ長距離バス「グレイハウンドバス」で一路ソルトレイクシティに向けて出発しました。

日ごとに書いていくとすごい量になりますので、いくつかの視点から書いていこうと思います。

序章 アメリカの土を踏むまで
第1章 広大な国アメリカと不思議体験
第2章 アメリカ人の食生活
第3章 先進国アメリカ
第4章 自然と名所
第5章 トラブル
第6章 出会い 
最終章 帰国とあとがき

不定期ですが、ぜひ読んでくださいね。


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